○づけ子育て「心の知能指数」


ハーバード大学の心理学者ハワード・ガードナーは次のように語っています。

「そろそろ才能というものを
もっと広範囲にとらえるべき時期にきていると思います。

子どもの発達のために、教育がなしうる唯一最大の貢献は、
その子が自分の才能に最もふさわしい方面に進んで能力を発揮し満足して生きられるよう応援してあげることです。

私達は現在、そのことが見えなくなっています。
今の学校教育は、生徒全員を大学教授に仕立てようとするかのような内容です。

そして、そのような狭い基準に合うかどうかだけですべての学生を評価しています。

学校はいいかげんに「子どもをランクずけ」するのをやめて、
子どもたちがそれぞれに持って生まれた才能や資質を見つけ、
それを伸ばしてやることに力を注ぐべきです。

成功にいたる道は何百何千とあるのだし、
そのために役立つ能力だってじつに多種多様なのですから」

テストの点数で子どもを評価したりランクずけするのは学校だけでしょうか。

私たち親も無意識の内にそうした基準を
心の中に持っているのではないでしょうか。

私たち人間は、一人一人がすばらしい才能を持って生まれてきています。

特に子どもたちは、計りしれない才能と能力を持っています。

算数や国語の点数はそうした能力のほんの一部にしかすぎません。

たとえ一部の能力でも認めて誉めてあげれる親はまだいいほうです。

点数がよければよいでもっと、もっとと子どもの尻をたたきます。
悪ければ当然のように叱ります。
どちらにしても子どもにとってはストレスになる訳です。

子育てでまず考えなくてはならないのは、IQではなく、EQです。

EQとは心の知能指数です。
わがままではなく、自分の感情をコントロールできる力、
他の人を思いやる心の指数のことです。

IQを中心に考えると、学力はあっても心は育ちません。
親の気持ちとしては学力は欲しいと思うのが当然の親心だと思います。

だったらなおさらのこと心を大切にするEQ中心の子育てをしましょう。

心を育てるとIQもうまく育ちます。
愛情かけて、手をかけて、言葉をかけてほめて育てましょう。

又、いけないことははっきりと、き然とした態度で教えましょう。



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